カメラ - [動画] タブ - Security Center 5.8

Security Center 管理者ガイド 5.8

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Security Center 5.8
revised_modified
2019-09-17

このセクションでは、[動画] タスクで使用できる、カメラの [動画] タブの設定について説明します。

[動画] タブを使用して、動画エンコーダーで生成される各動画ストリームに対して動画品質 (解像度、フレームレートなど) の複数の構成を定義できます。ストリームごとに、その用途 (機能) と特定のネットワーク設定を指定することもできます。

動画品質

[動画品質] セクションでは、動画の品質 (画像の解像度、ビットレート、フレームレートなど) に影響する設定を構成できます。同じストリームに対し、スケジュール別に複数の動画品質構成を定義できます。

動画品質の設定は、メーカーによって異なる場合があります。すべての設定をサポートしているメーカーはありません。
注: 以下のリストに記載されていない設定については、該当するメーカーのマニュアルを参照してください。
解像度
データ形式と画像の解像度。使用できるオプションは、ご使用の動画ユニットによって異なります。
注: 多数 (4 - 12) の動画フィードをサポートしている特定のモデルの動画ユニットでは、すべての動画ストリームを有効にすると、ユニットがストリームのすべてを高解像度で処理しきれないことから、高解像度のデータ形式が無効になる場合があります。
品質
動画の品質は、設定の組み合わせによって左右されます。Config Tool では、提示されるリストから事前定義された構成を選べるようになっています。各設定を個別に調整するには、[品質] ドロップダウンリストから [カスタム] を選択します。
ビットレート
このエンコーダーに許容する最大帯域幅 (kbps) を設定します。
ビット・レート・モード
特定のタイプの動画ユニット (Axis など) では、ユニットレベルで最大ビットレートを設定できるようになっています。その場合、ビットレートの設定で [ビット・レート・モード] ドロップダウンリストが有効になります。
可変
可変ビットレート (VBR) を使用すると、動画に含まれる画像の複雑さに応じてビットレートが調整されます。VBR では、画像に多くのアクティビティが含まれている場合は多くの帯域幅を使用し、モニタリングエリアで動きがない場合はほとんど帯域幅を使用しません。
固定
固定ビットレート (CBR) を使用すると、予測可能な量の帯域幅を使用する一定のビットレートを設定できます。画像内で何が起こっても、このビットレートは変わりません。CBR を使用するには、[ビットレート優先度] パラメーターも設定する必要があります。
ビットレート優先度
固定ビットレートを維持する場合、画像内でのアクティビティが増えると、エンコーダーがフレームレートと画像品質の両方の設定値を維持できなくなることがあります。[ビットレート優先度] を使用することで、妥協が必要になった場合にどちらを優先するか構成できます。
フレームレート
画像品質を犠牲にしてフレームレートを維持します。
画像品質
フレームレートを犠牲にして画像品質を維持します。
なし
ビットレートを維持するために、フレームレートと画像品質の両方を下げます。
フレームレート
1 秒あたりのフレーム数 (fps) を設定します。フレームレートを高くすると (10 fps 以上)、滑らかな動画になり、必然的にモーション検出の精度が高くなります。ただし、フレームレートを高くするとネットワークで送信される情報も多くなるため、必要な帯域幅が増えることになります。
画像品質
画像品質を設定します (値を大きくすると、それだけ品質が高くなります)。画像品質を高くすると必要な帯域幅が増えるため、フレームレートが犠牲になる可能性があります。
帯域幅が限られている場合は、次のことを検討してください。
  • 優れた画像品質を維持するために、1 秒あたりの画像の数を制限する (フレームレートを下げる)
  • 高フレームレートで 1 秒あたりに送信する画像の数を増やすために、画像品質を下げる
エンコーダーは品質設定それぞれを維持しようとしますが、帯域幅が限られている場合、エンコードは画像品質を優先してフレームレートを下げる可能性があります。
自動設定
特定のモデルのエンコーダー (Bosch など) では、画像品質に独自の値を設定する代わりに、このオプションを選択できます。画像品質を手動で設定するには、[品質] ドロップダウンリストから [カスタム] を選択する必要があります。
キーフレーム間隔
キーフレームとは、前のフレームとは異なる情報だけを格納する通常のフレームとは対照的に、完全な画像を格納するフレームのことです。ネットワークの信頼性が低い場合、キーフレームレートを高くして、動画で累積したエラーからすばやく回復できるようにする必要があります。ただし、キーフレームレートが高いほど、必要な帯域幅が増えます。キーフレーム間隔は、秒数 (1 - 20) またはフレーム数 (フレームレートに基づく) で指定できます。
録画フレームレート
動画の閲覧で使用するレートよりも低いレートで動画を録画してください。この設定により、ストレージ容量を節約できますが、使用する帯域幅が減ることはありません。[録画フレームレート] を [すべてのフレーム] 以外に設定すると、[キーフレーム間隔] がロックされます。
プロファイルとレベル
MPEG-4 ストリーム専用で、プロファイルによってストリーム (インターレースや B フレームなど) を生成する際に使用可能なツールを決定し、レベルによってリソースの使用量 (最大ビットレートなど) を制限します。
動画オブジェクトタイプ
MPEG-4 ストリームで使用する動画オブジェクトタイプ (VOT)。選択可能なオプションは、[プロファイルとレベル] によって決まります。
GOP 構造
GOP は Group Of Picture (画像グループ) 構造を意味します。最大 4 つのタイプの GOP 構造を構成できます。
I
Intra (イントラ) フレーム構造を意味します。このタイプの GOP 構造では、イントラフレーム (キーフレーム) のみが送信されます。主な目的は、外部マルチプレクサーを使用することです。
IP
Intra and Predicted (イントラおよび予測) フレーム構造を意味します。この設定により、動画遅延が最大限縮小されます。
IPB
Intra and Predicted and Bidirectional (イントラ、予測、双方向) フレーム構造を意味します。この設定を使用すると、品質が高くなりますが、遅延が長くなります。
IPBB
Intra and Predicted and Bidirectional and Bidirectional (イントラ、予測、双方向、双方向) フレーム構造を意味します。この設定を使用すると、最高の品質を達成できますが、遅延も最大になります。
GOP 長
Group Of Picture (画像グループ) 長を意味します。この値を使用して、MPEG-2 動画ストリームに含まれるイントラフレーム 間の距離 (フレーム数) を変更できます。
ストリームタイプ
動画の情報のみを送信する VES (動画エレメンタリストリーム) または動画と音声の情報を送信する PRG (プログラムストリーム) のいずれかを選択します。
入力フィルターモード
エンコードする前に動画信号に適用するノイズフィルターを選択できます。[なし]、[]、[]、[] の 4 つのうちのいずれかを設定できます。
注: 動画信号からノイズを除去すると、鮮明さも落ちることになります。動画信号のノイズが比較的少ない場合は、フィルターを適用しないでください ([なし])。フィルターレベルを高くすると、動画画像がそれだけぼやけます。一方、鮮明な画像を維持する場合、エンコードするピクセル数が多くなるため、帯域幅の使用量が増えます。そのため、一部の動画ユニットではデフォルトで [] に設定されます。
ビットレートコントロール
デコーダーのいずれかがトランスミッションエラー (パケットドロップ) を報告した場合、エンコーダーが自動的にビットレートを下げるように設定できます。このエラーは通常、カメラで多くのモーションを捕捉している場合に発生します。この場合、エンコーダーは、すべてのデコーダーがエラーのないトランスミッションを受信できるようになるまでビットレートを下げます。モーションが減ってくると、エンコーダーは構成済みの上限に達するまで徐々にビットレートを上げていきます。
低ビットレートとトランスミッションエラーの間のトレードオフは、ビットレートが低ければ画像が鮮明になる一方、動画の滑らかさがなくなり、トランスミッションエラーを許容すると画像にノイズが含まれる一方、滑らかな動画になることです。
圧縮モード
SM4 (Verint 独自仕様の MPEG-4 圧縮バージョン) または ISO (標準の MPEG-4 圧縮) のいずれかを選択します。

ストリームの用途

[ストリームの用途] オプションは、複数の動画ストリームを生成できるエンコーダーにのみ有効です。このオプションを使用して、各ストリームの用途 (機能) を指定できます。
ライブ
Security Desk でライブ動画を閲覧する際に使用されるデフォルトのストリーム
録画
後で調査するために Archiver で録画されるストリーム
リモート
限られた帯域幅での動画の閲覧に使用されるストリーム
低解像度
Security Desk でストリームの閲覧に使用されるタイルが小さい場合、ライブストリームの代わりに使用されるストリーム
高解像度
Security Deskでストリームの閲覧に使用されるタイルが大きい場合、ライブストリームの代わりに使用されるストリーム

ネットワーク設定

[ネットワーク設定] オプションを使用して、動画エンコーダーで使用する適切な接続タイプを構成できます。
UDP ポート
接続タイプがユニキャスト UDP の場合に使用されるポート番号。エンコーダーが複数の動画ストリームをサポートしている場合、ストリームごとにこのパラメーターは異なります。
接続タイプ
動画ストリームを送受信する際に Archiver とカメラの間の通信を確立する方法を定義します。
ベストエフォート
ストリームに使用可能な最善の接続タイプを Archiver に選択させます。使用可能な最善の接続タイプは、可用性に応じてマルチキャストUDPTCPHTTP を介した RTSPTCP を介した RTSP の順でランク付けされます。
ユニキャスト UDP
ストリームを UDP で Archiver に送信させます。送信するストリームは RTP プロトコルを使用してフォーマット化されている必要があります。
ユニキャスト TCP
ストリームを TCP で Archiver に送信させます。この場合の TCP には広い意味があります。カメラのタイプによっては、Archiver がユニットへの TCP 接続を確立して、独自仕様のプロトコルでストリームを受信します。それ以外のカメラでは、ストリームが HTTP を介して送信されます。通常、ユニットが RTP プロトコルに応じてストリームをフォーマット化することはありません。Archiver がストリームを RTP プロトコルに変換してアーカイブするか、システムに再送信する必要があります。
HTTP を介した RTSP ストリーム
これは TCP 接続の特殊なケースです。Archiver が RTSP プロトコルを使用して、HTTP トンネル経由でストリームをリクエストします。RTP プロトコルを使用して、ストリームがこのトンネル経由で返されます。ユニットと通信するために必要なポートの数を最小限にするには、この接続タイプを使用します。通常は、NAT またはファイアウォールの背後にユニットを配置した状態でストリームをリクエストするのが最善の方法となります。この場合、NAT またはファイアウォールを使用して、HTTP ポートに送信されるリクエストを簡単にリダイレクトできるためです。
TCP を介した RTSP ストリーム
これも TCP 接続の特殊なケースです。Archiver が RTSP プロトコルを使用して、TCP でストリームをリクエストします。リクエストはユニットの RTSP ポートに送信されます。
ユニットと同じ
Panasonic ユニットの場合の特殊なケースです。ユニットのすべてのストリームで同じ接続タイプが使用されます。この場合、サポートされる接続タイプはこれ 1 つだけです。実際の接続タイプは、ユニット固有の構成ページで設定する必要があります。
マルチキャストアドレス
動画ユニットが検出されると、システムによって自動的にマルチキャストアドレスとポート番号がそのユニットに割り当てられます。各動画エンコーダーには、それぞれ異なるマルチキャストアドレスが固定ポート番号で割り当てられます。エンコーダーが複数の動画ストリームを生成できる場合、ストリームごとにマルチキャストアドレスを割り当てる必要があります。これが最も効率的な構成です。

手動での録画時に品質を向上させる

Security Desk ユーザーが [録画] () ボタンまたは [ブックマークを追加] () ボタンをクリックして手動で録画を開始するときに、一時的に動画品質を向上させます。このオプションは、録画ストリームにのみ有効です。

イベント録画時に品質を向上させる

システムイベント ([録画を開始] アクションの実行、アラーム のトリガー、モーションイベントの発生など) によって録画がトリガーされると、一時的に動画品質を向上させます。[イベント録画時に品質を向上させる] 設定は [手動での録画時に品質を向上させる] 設定よりも優先されます。動画品質を向上させる期間は、イベントタイプ、カメラの録画設定によって異なります。